施術について

トリアージをすること

本来は災害医療において負傷者が多数発生した場合、傷病者の重症度と緊急度によって分別し、治療や搬送の優先順位を決める事を意味します。
所謂、東洋医学で対処出来る疾患(または症状)かどうかを、最優先に考える事を念頭に置いています。
東洋医学の対象でない場合は、速やかに適切な機関(多くは病院)や受診すべき診療科をアドバイスいたします。また適応疾患であっても、西洋医学的な検査も症状改善の参考にする為に、レントゲンやMRI、血液検査など必要に応じて受診していただくようアドバイスします。そう言う点では、地域における第一次受け入れ施設・・・ホームドクター的な存在として位置付けられるようになれればと心がけています。

施術時間ではなく、1回の治療として

施術において患者さんの症状や体調などを判断して、適切な治療を提案しております。
施術時間が必要な方には時間を掛け、長時間では負担になってしまう方には適切な時間で治療を行っています。

笑顔でお帰りになれるために

多くの患者さんは身体の不調もさる事ながら、心の不調にも苛まれている事が多いです。
そう言う心の不調に添う事が出来るようになりたいと思っています。
身体への刺激はその方に合うように調整し、心の中からすっきりとした気分で帰られるよう心がけています。
外から施せる施術だけでなく、中からご自身の力で良くなって頂く為にも、「ここに来たら笑える」と思って貰えるように努めています。

初めての方へ

初めて鍼灸・整体の施術を受けられる方もいらっしゃると思います。当院では赤ちゃんから、かなりのご高齢の方まで施術を受けていらっしゃいます。しかし、不安のある方もいらっしゃると思いますので、簡単に何点かご説明します。
整体について
整体と言うと、「ボキボキ」「バキバキ」と関節を鳴らされるイメージを持つ方もいらっしゃるようです。整体は音を鳴らす事が目的ではなく、言葉の通りからだを整える事です。
そしてその目的は、「かたち」と「動き」と「強さ」の3つのバランスを取る事にあります。ですから、無理に身体を動かして関節音を鳴らすような事はありません。
また、バランスを整える事が目的ですから、直接その病気自体を攻めるものでもありません。からだを整えることで、ご本人の自己治癒力(からだ自身が病気を治す力)を発揮できるようにお手伝いさせていただくのです。
鍼灸について

鍼は痛くありません

治療に用いる鍼は、直径が髪の毛よりも細いものです。
刺す時にほんの少しチクッとすることもあるかも知れませんが、殆ど何も感じないはずです。
もし、どうしても鍼がお嫌であれば、ご相談下さい。別の方法で対応します。

使い捨ての鍼を使っています

当院では、使い捨ての鍼を使っています。
また、鍼もEOG(エチレンオキサイドガス)で滅菌されているので、感染症などの心配はありません。

反応と副反応

治療後、一時的に色々な症状が出てくることがあります。
これを漢方では瞑眩(めんげん)と言って、効果の現れている証拠としているところがあります。
しかし、当院では出来るだけそのような症状が出ないように、施術しております。

施術効果と回数

施術効果は、発症してから日が浅い方が早く改善する事が多いです。
逆に慢性的な症状になると、施術を継続しなければならないケースが多くなります。
施術の間隔は症状だけでなく、その方の持つ自己治癒力にもよりますので、施術の際に申し上げるペースで来院して下さい。

その他

『継続は治癒なり』です。 ご本人が治そうとするお気持ちを、強く持つ事が大切です
鍼灸や整体は、皆さんの自己治癒力を信じて、それを出来るだけ引き出すお手伝いを精一杯させて頂く事なのです。
また、疾病の『手当て』が済んだ後でも、健康管理の意味でも『手入れ』の為の定期的通院をされる事が、病を未然に防いでくれる事に繋がります。(東洋医学では『未病治(みびょうち)(未だ起こらぬ病を治す)』)

治療の流れ

初めて来られた時のみヒアリングを行います。具合の悪いところや生活習慣なども交えて適切な施術を行うためにヒアリングさせていただきます。
施術ができるようリラックスした治療着に着替えていただきます。
施術着はこちらでご用意いたします。
立位で体型をチェックし、その後脉(みゃく)をみて整体や鍼灸を行います。
この際、鍼灸についての説明などもしっかりさせていただきますのでご安心ください。
必要に応じて電気療法や置鍼等をおこないます。当鍼灸院では使い捨てのディスポーザブルの鍼を使っておりますので、感染などの心配はございまでん。
安心して施術をうけることができます。
また鍼も髪の毛よりも細い鍼を使っていますので痛みは感じないと思います。
必要に応じてその他の施術を行います。また施術期間やリハビリなどの説明も行います。
わからないところがあれば、どんどん質問してください。