新しい免疫学

福田-安保理論(白血球の自律神経支配の法則)

福田-安保理論は新しい免疫学です。
この免疫学では過度のストレスが病気の最大原因であると考えています。
つまり、過度のストレスによって、交感神経が優位な状態が続く事で、顆粒球が増えて(リンパ球が減って)免疫力が下がり、病気が発生するのです。
そして、福田-安保理論では以下のように考えます。

私たちが日常的に感じる症状-例えば、発熱・だるさ・痛み・下利・咳-はいずれも自律神経が本来の働きを取り戻し、病気から脱却する為の治癒反応である。
あらゆる病気は、ストレスによる自律神経の乱れから免疫力が低下して発病する。対症療法に頼らず、自律神経のバランスを整える治療や、生活習慣を身に付けて免疫力が高まれば、自然と治癒に向かう。

三養(さんよう)を整える

三養

過度のストレスが、あらゆる病気を引き起こしていると言う事が、福田-安保理論で明らかになってきました。
それは今までの自分の、生き方暮らし方に原因があったと言えるのです。
病気に打ち勝つ為には、もう一度生き方暮らし方を見直す必要があるのです。
具体的には三つの事を養う必要があります。
それをここでは『三養(さんよう)』と呼び、三養を整える事で免疫力を高めて、病に立ち向かう必要があるのです。

『休養』を整える

ライフスタイルの乱れの事です。
働きすぎ、不規則な生活、喫煙や肥満、運動不足など一般的に不健康とされる日常生活のあり方を見直し、改める事です。

『栄養』を整える

食事の誤りの事です。
過度の肉食、飽食、塩分や脂肪、糖分の摂り過ぎなどの食生活は、現代医学でも病気の元と認知されています。
食べ方や種類を見直し、正しい食事を心掛けましょう。

『静養』を整える

心の歪みの事です。
精神的ストレスと言い換えられるでしょう。
仕事や日常生活での人間関係のもつれに始まり、多忙な毎日に対する一般的なストレスから、病気に対するイライラなど幅広い概念のものです。
物事に対する見方・考え方を見直して、ゆったりとした気持ちで過ごせる事が大切です。
気分転換も大切な要素です。

三養を整える事が、副交感神経を刺激し、自己の免疫力を高める