乾癬・アトピーの疑問――保湿は必要か?(2)

また少し開いてしまいました・・・(>_<)

書いたものを後で見ると、『あれ?』って思うことが多くて、何度も見直してしまいます。

ごめんなさい。

 

さて今日お話しするのは、『保湿の回数』と『何で保湿をするか?』です。

 

先ず『保湿の回数』ですが、最低でも『お風呂上り』はお願いしています。

 

もちろん季節によって乾燥の度合いが違うので、『朝起きてから』や『昼間』にも行って欲しい方もいらっしゃいます。

特に冬場は乾燥が激しいので、朝も昼もなさると良いですよね。

 

しかし冬は寒いので、肌を露出して冷たい保湿剤を塗るのは、とても気合が必要です・・・。

患者さんたちの工夫としては、石油ファンヒーターや電気ストーブ、セラミックヒーターなどを用意して、その前で保湿をしているようです。

昼間の保湿は、お勤めの方はトイレの個室などでなさっているようですよ。

 

そのように回数が多くやって戴けると、かなり症状を抑えられると思います。

 

ここで朝昼の保湿でひとつご注意があります。

それは、『花粉症の季節では、出かける前には保湿は控えるか、早めに行う』と言うことです。

 

保湿を積極的におススメしておりますが、失敗したことがあります。

 

掌蹠膿胞症と言う疾患の患者さんがいらっしゃいました。

これは手の平や足の裏に病症が出るのですが、その方は手の平に出ていたので、朝も昼も保湿をお願いしました。

 

しかし一向に良くならないばかりか、却って悪化して来ました。

その方はストレスが原因で発症するのを、ご本人も理解されていたのですが、思い当たるストレスも解消されていた時期にも関わらずなのです。

 

丁度その時は花粉症の激しい時期でしたので、ひょっとしたら花粉が悪さをしているのか?と思い、出勤前の保湿を止めて戴きました。

 

結果はみごと改善されました!

 

出かける直前に保湿をされてので、手がやや湿っている状態だったのか、外を歩いていて花粉が付着して、アレルギー反応を起していたのだろうと思われます。

 

それ以降、花粉の時期にはお出かけ直前の保湿は、出来るだけ控えて貰っています。

 

ここ数年は花粉だけでなく、PM2.5や黄砂も多く飛んでおり、それらも悪さをするようなので、お出かけ前の保湿は要注意です。

 

その点を除いては、保湿を行ってお肌が潤っている状態を維持している方が、症状は出にくいと思います。

 

次に『何で保湿をするか?』ですが、これも様々です。

 

もし皮膚科などに通院されている方は、病院でされているものを中心に行うと良いと思います。

しかし処方されているお薬では、量が足りないと感じる方も多いようです。

またお薬の使い過ぎが気になる方もいらっしゃいます。

このような方には、病院でのお薬は病院の指示通りの使い方をお願いして、それ以外の保湿を工夫して戴いております。

 

当院でお勧めする保湿剤は、患者さんたちが教えて下さったものを、他の方にもお話しています。

皆さん、いろんな治療法、治療院や病院に行かれた経験が豊富な方も多く、いろんな情報をお持ちです。

ですから、皆さんから教えて戴いた情報を、他の方にも共有しています。

 

ここ2年ぐらいは、【豆乳イソフラボン 全身化粧水】と【馬油ナチュラルミルクローション】、【シアバター】の3つをお伝えしいます。

 

この3つとも、患者さんが教えてくれたものですが、コスト的にもお安く、ネットなどでも購入可能なものばかりです。

 

 

『豆乳イソフラボン』については、ドン・キホーテの店頭販売が一番お安いようですよ。

 

 

使い方は様々なようですが、皆さんが良くなさっているやり方をお話しますね。

 

お風呂上りに身体を良く拭いて、最初に【馬油ナチュラルローション】を塗ります。

乾き切る前に【シアバター】を重ねて塗ると言うやり方が、多いようです。

 

【豆乳イソフラボン】は、お風呂上り以外の保湿にお使いの方が多いようです。

 

朝の保湿、昼の保湿、いつでもお使いのようです。

 

この【豆乳イソフラボン】は程よく粘性がありますが、ほぼ水のような感触なので、乾燥の激しいところにも塗りやすいのです。

しかもドン・キホーテのは1リットルぐらいある大きなものなのに、お値段も1000円くらいなので、たっぷりとお使いになれるようですよ。

 

 

ご注意願いたいのは、どの商品も身体に合わないと言うことは十分あり得るので、もしお使いになって良くないようでしたら、使用をすぐに中止して下さい。

 

直接、お会いできれば細かく説明を出来ますが、紙面だけでは伝えきれないこともあるので、大変申し訳なく思いますが、よろしくお願い致します。