『外部環境からの刺激によって起こる歪みに対する非特異的反応』
セリエ先生のストレスに対する定義は上記のようなものですが、ちょっと難しいですよね(苦笑)
難しいですが、一つずつ見て行きましょう。
最初の『外部環境からの刺激』と言うのはなんでしょうか?
外部とは自分を取り巻く、自分以外の環境を指しています。
そこから与えられる刺激・・・つまり、ストレスの原因ですね。
このストレスの原因のことを【ストレッサー】と言います。
ストレスは身体の反応のことを指しますので、具体的なストレスの原因を指す場合には
ストレッサーと言うのが正しいようです。
でもストレッサーと言う言葉はなかなか耳にしませんよね・・・δ(^_^;)
私も授業で習うまでは全く知りませんでした!
さてこのストレッサーは、4つぐらいに分類出来ます。
① 物理的ストレッサー
② 化学的ストレッサー
③ 生物的ストレッサー
④ 心理的ストレッサー
の4つです。
物理的ストレッサーは、暑さや寒さや気圧の変化、騒音、場合によっては放射線なども入るそうです。
化学的ストレッサーは、薬品によるものや化学物質の影響。
生物的ストレッサーは、生体内の炎症や感染、カビやウイルスなども入ります。
心理的ストレッサーは、怒りや緊張、不安や喪失感など、その人の心理状態がストレスとなります。
ここで不思議なのは、心理的ストレッサーはその人の感情なので、外部からではなく内部の問題では?
と思われないでしょうか?
心理的なものがストレスの代表に感じる方も多いと思うので、『外部環境からの』の部分は矛盾する
と思うのではないでしょうか?
私もずっとこの部分が不思議でした。
でも英語では感情は外からやって来るものなんですよね!
I was surprised! (私は驚いた!)
決して【驚かされた】と言う受動態的な訳にはならないですよね。
確かに感情は内側から湧き出てくるものなのですが、それには外側に原因があると考えているようです。
そのせいか心理的ストレッサーも外部環境から来る刺激として考えているようです。