前回のお話は、血糖値に関わるお話しでした。
甘いモノが血糖値を急激に上げることで、副腎からのホルモンを過剰に分泌させてしまう・・・。
それによって、副腎が疲れてしまうと言うことでしたね。
その為に、乾癬やアトピーを改善させる為の自前のステロイドが十分に行き渡らないから
なかなか改善しない! と、私は考えています。
少し脱線しますが、『甘いモノを食べると太る!』と言うことにも、副腎は関係して来ます。
また前のブログを引用してしまいますが、『乾癬のこと・アトピーのこと――副腎 その4』の中に
「アドレナリン」と「ノルアドレナリン」の7つの作用をお話ししました。
この中の⑤番に【基礎代謝率の増加】と言うのがあります。
副腎髄質ホルモンである「アドレナリン」「ノルアドレナリン」は分泌されると、基礎代謝を上げるのです。
【基礎代謝】とは『目の覚めている状態で、生命を維持するのに必要な心臓の拍動、呼吸、筋の緊張などを保った最小限の代謝量』と、教科書にあります。
基礎代謝量は年齢、体重によって異なりますが、幼年期では高く、老齢期では低くなります。
また男性に比べて女性は低い事が多く、それは脂肪組織が多いことに理由が有るようです。
『前と食事の量は変わらないのに太って来た・・・』とお嘆きの方もいらっしゃるかも知れません。
基礎代謝は年齢とともに下がる・・・つまり 太り易くなるのです!
年齢とともに基礎代謝が下がることは、誰にでも起こる自然の変化です。
決して『老化』と思わないで下さいね!
あくまでも天然自然の変化であり、普通のことですからね。
しかし前のブログにもあるように、副腎が疲労するような生活をしていると、
ホルモン産生が落ちて来ますから、結果として基礎代謝を下げてしまうのです。
つまり、天然自然の変化の前に【太る身体】になってしまうのです・・・。
糖質は身体には必要なものです。
特に成長期のお子さんには、大切な栄養素です。
だからと言って、山ほどの甘いモノは、身体にも毒になってしまうかも知れません。
ましてや、ある年齢以上になってからの過剰摂取は、乾癬やアトピーのトラブルも
さることながら、太ってしまうことでの様々なリスクも考えなければならないでしょう!?
副腎についてのブログのその1にも書きましたが、『副腎は福神(ふくじん)』と
私が考えるているのは、命をも守ってくれる神様だと思えるからなのです。