乾癬などの患者さんには『真面目過ぎる人・頑張り過ぎる人』が多いと思っています。
『ストレス その5』にも書きましたが、乾癬の方にそのことをお話しすると『そんなことないです~』
と反論されることが多いのです。
実はその反論≒反応こそが頑張り屋さんの証拠なのだと確信しています。
本心は分かりませんが、ストレスの状態を認めようとしないのです!
患者さんの中にはストレスで体調が変化し、疾患につながることをご存知ない方も居ます。
またはストレス状態であることは感じていても、それと乾癬が結び付かないのかも知れません。
しかし大部分の方は、自分がストレス状態であることも分かっていらっしゃるし、
乾癬などの発生要因がストレスではないか?と薄々気付いていいらっしゃるようです。
乾癬を発症している患者さんの中に周囲に対して 『私は大丈夫だから!』とか『ストレスなんて無い』
と元気に振る舞っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
果たしてそれは本心でしょうか?
弱音を吐いてはダメ!
どんなことでも多少の苦労は付きモノ
他の人よりも頑張らないと評価されない!
などと思っていらっしゃるのではないでしょうか?
確かにそう言う部分もあると思います。
新しいことに取り組んだり、何かを任されたりしたら、一時的にストレス状態が続いたり、
過剰になったりするでしょう。
しかし、それもいつかは軽減され、対応できる範囲のストレスになっていなければ
身体はいつまでもそのストレッサーから解放されません。
私が『変えられないストレッサー』に対してお話しし、最後にお伝えするのは
『ストレスがあることを認めてあげて下さい・・・』と言うことです。
認めてあげると言うのは、ご本人の気持ちに素直になると言い変えても良いかも知れません。