乾癬のこと・アトピーのこと――ストレス その7

乾癬などの患者さんには『真面目過ぎる人・頑張り過ぎる人』が多いと思っています。

ストレス その5』にも書きましたが、乾癬の方にそのことをお話しすると『そんなことないです~

と反論されることが多いのです。

 

実はその反論≒反応こそが頑張り屋さんの証拠なのだと確信しています。

本心は分かりませんが、ストレスの状態を認めようとしないのです!

 

患者さんの中にはストレスで体調が変化し、疾患につながることをご存知ない方も居ます。

またはストレス状態であることは感じていても、それと乾癬が結び付かないのかも知れません。

しかし大部分の方は、自分がストレス状態であることも分かっていらっしゃるし、

乾癬などの発生要因がストレスではないか?と薄々気付いていいらっしゃるようです。

 

乾癬を発症している患者さんの中に周囲に対して 『私は大丈夫だから!』とか『ストレスなんて無い

と元気に振る舞っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

果たしてそれは本心でしょうか?

 

弱音を吐いてはダメ!

 

どんなことでも多少の苦労は付きモノ

 

他の人よりも頑張らないと評価されない!

 

などと思っていらっしゃるのではないでしょうか?

 

確かにそう言う部分もあると思います。

新しいことに取り組んだり、何かを任されたりしたら、一時的にストレス状態が続いたり、

過剰になったりするでしょう。

しかし、それもいつかは軽減され、対応できる範囲のストレスになっていなければ

身体はいつまでもそのストレッサーから解放されません。

 

私が『変えられないストレッサー』に対してお話しし、最後にお伝えするのは

ストレスがあることを認めてあげて下さい・・・と言うことです。

 

認めてあげると言うのは、ご本人の気持ちに素直になると言い変えても良いかも知れません。